日本豊受自然農

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豊受自然農がもっとも力を入れているのは、霊性農業

作物や種に感謝し、敬意を表し、その作物を育む土壌と土壌菌、そして土地のご神仏さまに感謝と敬意を表し、作物と人間の共存共栄、ともに霊的進化を願う農業を実践する。
昔は、それが当たり前だったはず。

農業で一番大切なものは何かと言ったら、信仰心

人間が崇拝することで崇拝されたものが崇高なものになっていく。
太陽の中に神を見て崇拝することで天照大神が生まれ、食事の中に神を見て崇拝することで豊受大神が生まれ、桜の花の中に神を見て崇拝することで木花之佐久夜毘売さまが生まれた。
このように人間の信仰によって様々な神さまが生まれ、人間の信仰によって、どんどん崇高な存在となっていき、そして今度はその神々が人間を導いてくれる。
同じように、作物の中に神を見て崇拝したり、感謝を捧げることで作物が崇高なものになっていった。そうして崇高な作物を食べることによって、今度は私たちが導かれる。

人間と神さまの関係と同じことが、人間と作物の関係にも言えるのです。
私たちのご先祖さまが長い年月をかけて、作物をご神仏さまにしてきた歴史があって、私たちはその恩恵を受けている。作物というのは、イコール神であり、仏です。その神であり仏である作物を食べるという行為は、まさに、神人合一。

信仰心というのは生かされている理を知り、感謝と敬意をもって生きる心のこと。
私たちは生きているのではなく、生かされている。

これをどこまで実感できるか。
実感できればできるほど、感謝と敬意が大きくなっていきます。
そうするとどうなるか、幸せが増えるんです。
ありがたいと思えること、素晴らしいなと思えること、それが幸せ。

私たちは生かされているのだから、当然その対価を支払わなければなりません。
それが対価というものが感謝の気持ちなのです。人間は感謝を捧げることが役割としてあるのです。その感謝のエネルギーをもとに大自然もご神仏さまもご先祖さまも作物も万物も微生物も生きる力をもらい、ともに霊的成長を果たしていくのです。

豊受式自然農の基本

  1. 安全安心でかつ栄養のあるものを作る-最も大事なこと
    人の口に入るものはのちに豊かな体を作り、満足と思いやりの心を作る。
    ゆえに安全安心なもので栄養のあるものが食糧であること
  2. 自家採取での種とり-良いものを選抜
    安全安心なものにするためにはなるべく自然な原種に近い種が必要で、農家が代々、自家採取することが大事
  3. 土の微生物を増す-御古菌 落ち葉堆肥
    御古菌によって土が肥えることで益虫が増え、生物多様性で多くの生物が戻って来ます。
    またモリアオガエルがいることで、害虫やウンカの幼虫を食べてくれ、その害をまぬがれます。豊年エビやカブトエビも戻って来ました。その田んぼの虫を目がけて、サギやカモや鳥たちが来て、フンをしてくれリン酸を提供してくれます。

多くの堆肥はクヌギの葉を発酵させたもの、竹の粉末、食物残渣を使い、
これも御古菌で発酵させて使い、御古菌や麹、酵母、乳酸菌によって堆肥になる。
荒れ地も御古菌を使って土を戻し、田んぼがよみがえった。

  1. 雑草と共に作物育て-草取り50%
    雑草と共に作物も一緒に育つことで環境に強くなり、土に雑草の根によって常に湿気をもたらし、
    枯れた雑草が堆肥になる。
    だから、除草剤などは決して撒かない。
    そして雑草は発酵させ堆肥となる。
    自然への感謝と育ってくれること、実ってくれることに感謝
  2. 作物や土 種、虫、鳥、そして自然への感謝-従事者の心の在り方

農作物は、それをお世話する農民の心を反映する。

豊受加工食品の基本

  1. 安全安心な加工 人工添加物を入れない-最も大事なこと
  2. なるべく作物の全てを使う-皮も根もその作物らしさを引き出す
  3. 旬な作物を旬なうちに加工-畑に加工場が隣接する
  4. 農作物は食だけでなく生活用品、化粧品、衣服に使う
  5. 加工品や機械への感謝-従事者の心の在り方

日本豊受自然農は、畑と田んぼでできる作物から200品以上の加工品を作っています。
畑のすぐ近くで加工場があります。
洗ったり煮たりする水は塩素のない井戸水を使い、味噌、醤油、塩、だしなどの調味料も自分達で作り、人工物の全くないレトルト食品などを作っています。

歯茎や歯に良いウイキョウ入り歯磨き粉なども作っており、
ニンジンや紅花を使った口紅、頬紅、そして紫イモを使ったアイシャドーなど、ベジタブルコスメも展開しています。

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